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昏い星の下に ~フィオナ・マクラウドについて~

フィオナ・マクラウドは本名をウィリアム・シャープという男性の作家です。
邦訳の単行本は次の 2 つがあります。
「ケルト民話集」フィオナ・マクラウド 著/荒俣 宏 訳(ちくま文庫)
「かなしき女王」ケルト幻想作品集 フィオナ・マクラオド 著/松村みね子 訳(沖積舎)(こちらはちくま文庫からも出ているはずですが、「ケルト民話集」と共にすでにカタログにないようです)

以前に「ケルト民話集」を読んで、独特の暗さ、哀しさが強く印象に残っていました。「かなしき女王」は最近になって読んだのですが、旧かな・旧字体の豊饒さもあいまった流麗な文章に圧倒されました。「ケルト民話集」より荘重に感じられるのはやはり翻訳のせいかと思います。

今回公開した「選ばれし者」(The Anointed Man) は、はじめ同じ兄弟を主人公にした他の 2 つの物語とともに "The Sin-Eater and other tales and episodes" という短編集に収められていましたが、後にシャープ夫人の編纂した全集では他の巻に移され、"The Dominion of Dreams" という別の短編集に入っていた 3 つと合わせて "Under the Dark Star" というタイトルでまとめられました。今後、この「不吉な星の下に生まれた」兄弟の他の物語も訳してみたいと思っています。

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